《Windows 95B(OSR2)の 32bit FATでフォーマットする場合には
(Star Bozeさんのアドバイス)》
- ・Windows 95B、俗に OSR2と呼ばれるバージョンの 95
では、新たにサポートされた 32bit FATが使用可能です。32bit FATとした場合、2GB以上の区画をも作る事が可能となり、4GBでも6GBでも一つのドライブとする事が出来ます。
その反面、従来の 12/16bit FATしか想定していないアプリケーションではトラブルの元となりますので注意が必要です。
- ・通常、2GB以上の区画を作成した場合には自動的に 32bit FATとなり、それ以下の場合には、fdiskを立ち上げた時の、
- 「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N).......?[N]」
- の指定によって変わって来ます。が、2.1GB
以下ではこのメッセージが出ないので、
一言でこうなるとは言えないのですが…^^;。
- ・ここでは、2GB以下の区画にも 32bit FATにてフォーマットする方法を示します。
尚、2GB以下の区画に 32bit FATを適用した場合、 「ディスクの区画とクラスタサイズについて」
で示されているクラスタサイズによる無駄をさらに減少させる事が出来ます。
- ・32bit FATでフォーマットする場合、formatコマンドの隠しオプションを使います。
- FORMAT ドライブ: /Z:セクタ数
- とします。 セクタ数には 1, 2, 4, 8, 16, 32… が指定可能で、1なら
512bytes/clusterになり、2なら 1024bytes/cluster、4 なら 2048bytes/clusterという具合です。
ただあまり小さな値を指定するとパフォーマンスが低下するので、小さくしても
/Z:8。 効率とパフォーマンスで /Z:16 辺りが適当でしょう。
当然の事ながら、/Z:64 を指定すると 32KB/cluster
となり無意味となります。
- ・実行の一例を示します。ここでは、D:ドライブを 8192KB/cluster
にフォーマットしてみます。
- A:\>FORMAT d: /Z:16
- フォーマットした結果、クラスタ数を調べるには chkdskコマンドが手軽でしょう。
C:\>chkdsk d: |
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このドライブを調べるには、SCANDISK
を使用する必要があります。 |
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ボリュームシリアル番号は 1A3B-0805 |
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1,608,597,504 バイト |
: 全ディスク領域 |
894,566,400 バイト |
: 使用可能なディスク領域 |
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8,192 バイト |
: アロケーションユニットサイズ ← これ |
196,362 個 |
: 全アロケーションユニット |
109,200 個 |
: 使用可能アロケーションユニット |
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655,360 バイト |
: 全メモリ |
573,264 バイト |
: 使用可能メモリ |
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CHKDSK を実行する代わりに, SCANDISK
を使ってみてください. SCANDISK の方が, |
より確実に問題をみつけ,
修正できる問題の範囲も広くなります. |
赤字で示した部分が一クラスタあたりのバイト数です。
どうですか? 指定した値になりましたか?。
- ・尚、FAT32 を使う為には約 512MB(1MB=1024KB)以上の区画を作る必要があります。
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