HDD増設マニュアル 図解FDISK&FORMAT編

by ドッペルアルバイト (C) 26.Oct.1997


●37.FDISKのコマンドについて

●電源を再投入後、システムは正常に立ち上がりましたか?
●では引き続き説明を続けます。ここではFDISKのコマンドについて解説します。
「FDISK /?」と入力するとFDISKのコマンドの詳細が表示されます。

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●38.コマンドの詳細

●FDISKコマンドの詳細です。
「FDISK」だけで起動すると、今まで操作しているように、FDISKの初期メニューが表示され、ディスクの領域設定などの操作ができます。
「FDISK /X」は拡張ディスクアクセスサポートを無効にします...って、いったい何のことやら???(実はσ(^_^)にも良くわかりましぇん)
実際には、ごく稀にFDISKを実行した際に、
run-time error R6000
-stack overflow
というエラーが出る場合が有ります。この際に「FDISK /X」を唱えることでエラーを解消できる場合が有ります。
「FDISK /STATUS」はディスクの領域情報を表示します。
●この他、上記説明には表示されませんが、ごく一般的に世間に知れ渡った有名な隠しコマンド(何のこっちゃ!?)である「FDISK /MBR」が有ります。これはハードディスクのブートセクタ(システムの起動時に読み込まれる記憶領域)を PC/AT互換機用として初期化するためのコマンドです。
NECのPC-98シリーズなど、PC/AT互換機以外のマシンからハードディスクを流用した時に、システムが起動ができないなどのトラブルが生じます。このトラブルは「FDISK /MBR」とおまじないを唱えれば即座に解決します。ただしこのおまじないは、プライマリのマスタに設置されたハードディスク(つまりシステムを起動するHDD)にしかかかりません。

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●39.ステータス情報の表示

●では実際に操作してみましょう。ディスクの領域情報を表示するため「FDISK /STATUS」と入力してみましょう。

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●40.ステータス情報の表示結果

●ハードディスクドライブの情報が表示されました。
●今回増設した3番目のHDDも E:、J:、K:、L:と、それぞれの容量とともに正常に認識されています。3番目のHDDの領域を設定したために、4番目のHDDが M:、N:ドライブに番号が変更されました。また、3番目のHDDに基本MS-DOS領域(E:ドライブ)を持ったため、1番目、2番目のHDDのドライブ番号が変更となっています。3番目のHDDの領域設定の前の状態最初のシステム構成図も参照してみて下さい。
●この画面は一番最初に操作したFDISK初期メニューの〔5〕の「現在のハードディスクドライブを変更」で表示される画面と同じです。

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●41.FDISK初期メニュー〔5〕からのステータス表示

●実際にFDISK初期メニューの〔5〕の「現在のハードディスクドライブを変更」で操作した時の画面を表示してみました。どうです?まるっきり同じでしょ?
いずれにしてもHDDの領域情報を一覧表示する機会は少ないですから、どちらの表示方法を使っても良いです。

●以上でFDISK編を終わります。
●FDISK編では初期メニューの〔2〕「アクティブな領域を設定」を説明していませんが、これはFORMAT編が終わる最後のところで説明します。
●お疲れ様でした。いったん回線を切断しコーヒーブレークにしましょう。

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