HDD増設マニュアル 図解FDISK&FORMAT編

by ドッペルアルバイト (C) 26.Oct.1997


●23.拡張MS-DOS領域内にMS-DOS論理ドライブを作成

●この画面は「拡張MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成」する場合で、拡張MS-DOS領域を作成した直後か、MS-DOS領域作成のメニュー画面から〔3〕の「拡張MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成」を選んだ場合にこの画面に移ります。既にハードディスクの使用を開始している状態で、拡張MS-DOS領域に空きが有り、論理MS-DOSドライブを追加する場合は、MS-DOS領域作成のメニュー画面からここに入って下さい。
●現在、論理MS-DOSドライブは作成されておりませんので、5169MBの容量内で複数のMS-DOSドライブを作成することができます。ただし、MS-DOSドライブ1区画あたりの最大サイズは2047MBです。
●画面では割当可能な最大サイズとして〔2047〕MBが表示されています。今回は最大サイズの2047MBを割り当てますので、そのまま〔Enter〕キーを押してください。最大サイズとしない場合は必要な容量を数字に上書きし〔Enter〕キーを押してください。

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●24.MS-DOS論理ドライブを追加する(2047MBを指定)

●論理MS-DOSドライブ2047MBJドライブとして作られました。
●画面では引き続き〔2047〕MBが表示され、次のMS-DOSドライブの区画作成を促しています。今回作成の2047MB(J:)を差し引くと残り3122MBですので、今回も最大サイズの2047MBの割り当てが可能です。
〔2047〕MBのまま〔Enter〕キーを押すことで論理MS-DOSドライブ(K:)が追加されます。

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●25.拡張MS-DOS領域の残り容量(残りは1075MB)

●論理MS-DOSドライブ2047MBKドライブとして作られました。
●今度は残りの容量すべての1075MBの割り当てが可能として、次のMS-DOSドライブの区画作成を促しています。
●さて今回のサイズ指定では1075MBを全て使い切ることもできますが、このまま作成した場合、基本MS-DOS領域の作成の時にも説明したとおり、1024MBを超えるMS-DOSドライブとして、32KBクラスタが作られてしまいます。
さて、あなたならどうします?

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●26.最後のMS-DOS論理ドライブを追加(1019MBを指定)

●残りの1075MBとした場合、32KBクラスタが作られてしまいます。そこで今回は1019MBを指定することで16KBクラスタによる最大区画を作ることにします。
●この差分は55MBとなりますが、32KBクラスタを作るとこの程度はクラスタギャップの無駄で吸収されてしまいます。つまり、1075MBで32KBクラスタを作るより、1019MBで16KBクラスタを作る方が効率よくファイルを収容でき、実際に使える容量が大きくなると考えられます。
●表示されている1075の上にそのまま〔1019〕を入力し〔Enter〕キーを押します。

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●27.拡張MS-DOS領域内に3っのMS-DOS論理ドライブが作成された

●論理MS-DOSドライブ1020MBLドライブとして作られ、残りの容量が55MBと表示されています。
●少しも容量を無駄にできないとか、ドライブ番号に余裕が有るということならば、余った55MBで新たに論理MS-DOSドライブ(4KBクラスタ)を作っても良いと思います。例えば細かいファイルの多いインターネットのキャッシュ(CACHE)に使うとか...。
●今回我がDoppel-6266fxでは、割り当てるドライブ番号が不足するためこれで打ち止めとなります。
ちなみにこの55MBのドライブを作成した場合はこれがMドライブに割り当てられます。Mドライブは従来のSCSI接続のHDDでWindowsNT4.0が入っておりこれがNドライブに変更、さらにNドライブはOドライブにずれてしまう問題が生じます。Doppel-6266fxでは既にMOにOドライブ、将来のCD−RのためにPドライブを予約、そしてCD−ROMにはQドライブを割り当ててあります、また、Rドライブ以降はネットワークドライブ(LANにより接続された他のパソコンのHDDを共有)を割り当てるため、安易にドライブ番号を追加することができません。
●以上の理由により今回は3つの論理MS-DOSドライブができたところで打ち止めです。〔Esc〕キーを押しFDISKの初期メニューに戻ります。

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