FMV-466/499D3 パワーアップアイテム

最終更新 5.may.1998

FMV−D3における、Am5x86搭載用のCPUソケットのジャンパ位置並びにオンボード搭載VRAMの写真です。


【FMV-D3へのAm5x86搭載時のジャンパ】

FMV-466/499D3でAMD社のCPU「Am5x86」の4倍速を設定するためのCPUソケットのジャンパ設定です。FMV-D3の場合は自動電圧設定(3.45V)が可能ですので、Am5x86をそのまま差して問題なく動作します。
(FMV-D2以前の旧486マザーでは電圧降下用の変換ソケット(通称:ゲタ)を履かせて5Vから3.45Vに落とす必要が有ります)
Am5x86の通常の設定は、33MHz×4倍により133MHzで動作しますが、FMV-D3ではこのジャンパを差し込まなければ3倍速となってしまい、CPU換装の効果が現れません。このジャンパを差し込んだ場合、Am5x86の時で4倍速、i486DX4だと2倍速となります。CPUの足といっしょに挿入されるため、できるたけ細いスズメッキ線や適当なコードの心線1本でジャンパして下さい。また、CPUを差し込む場合は、CPUの方向に注意して下さい。四隅の一カ所のピンが欠けていますので必ず確認して挿入してください。

JPはが規定の設定ですが、Am5x86は内部クロック160MHzで動作する可能性が高いCPUです。ただし、150MHz、160MHzではPCI/ISAカードが規格外のためスピードに追いつかなくなることも予想されますので、SB16など増設カード類が安定動作しない場合は規定の133MHzに戻して下さい。通常はベースクロックが50MHzより40MHzの方が動作する可能性が高いため、まずは160MHzでチャレンジしてみて下さい。

 

JP11

JP17

JP5 (ライザー)

160MHz(40×4) 3-7 1-2 1-2
150MHz(50×3) 4-8 1-2 1-2
133MHz(33×4) 2-5 2-3 2-3

JP5はライザーカード(PCI/ISAスロットの有る方のカードです)側に有りますのでご注意下さい。

Am5x86はWB(write back)の設定にして下さい。FMV466D3では基本搭載のCPUがi486DX2のWB対応ですから、デフォルトのままでOKです。FMV499D3の場合はWT(write through)が基本となっていますので、WBへの設定が必要です。

JP19

JP23

JPX2

  WB

1-2

Short

2-3

WT

2-3

Open

1-2

JPX4はデフォルトの「2-3」のままとして、変更しないよう注意して下さい。


【FMV-D3用VRAM増設】

D3vram.bmp (77878 バイト) FMV-466/499D3の1MB増設用VRAMです。
石のキーワードは、「514260-70Z」です。必ずZIPタイプとご指定下さい。
オンボードのVRAM増設の安定感がありますが、現在では低価格なVideoCardが入手できるため、今ではあまり効果が薄いかもしれませんが、今後もGD5434で頑張る方は半導体ショップで探してみてください。(256K×16bit DRAM 70ns)
型名が書いてある左下のドットマークの有るピンが1番ピンです。かつて昔は「TC514260BZL-70(東芝)」とか、「M514260A-70Z(沖電気)」というZIPタイプ(写真のようなチップ下方にピンが左右左右というように順番に配置されている構造)の石で話題になりました。秋葉原では若松通商とかキョードーというお店に置いてありました。

FMV-4100D4では同じ514260の石を使っていますが、これは通常のSOJタイプ(ムカデ足のように配置された通常のタイプ)ですのでお間違い無いように。


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